人は眠っているあいだに、何度も寝返りを打っています。寝返りには、同じところに体重がかかり続けないようにしたり、布団の中の熱や湿気を入れかえたりする役割があるといわれています。ところが、寝具の硬さや重さが合っていないと、寝返りのたびに力が必要になったり、掛け布団がずれたりして、寝返りが打ちにくくなります。
この記事では、寝返りが打ちやすい寝床にするために見直したい、敷き寝具の硬さ、掛け寝具の重さ、枕、パジャマ、寝床の広さの5つのポイントをまとめました。最後に、私たちSLEEP HEXAGONの寝具を使う場合の組み合わせも紹介します。
まず結論:寝返りが打ちやすい寝床の5つのポイント
- 敷き寝具の硬さ:柔らかすぎて体が沈みこむ寝具は、寝返りに力がいる。適度な反発のあるものを選ぶ
- 掛け寝具の重さ:重い布団や毛布を何枚も重ねると、体が動かしにくくなる。軽いものを組み合わせる
- 枕:横向きになっても頭が落ちない幅と高さがあるか確認する
- パジャマ:伸びる素材で、締めつけや引っかかりの少ないものを選ぶ
- 寝床の広さ:体の幅に対して寝床がせまいと、寝返りを無意識にがまんしてしまう

ポイント1:敷き寝具は「沈みこみすぎない」ものを
寝返りの打ちやすさにいちばん関わるのが、体の下に敷く寝具の硬さです。
- 柔らかすぎる場合:腰やお尻など重い部分が深く沈み、くぼみから体を起こすように寝返りを打つことになるため、力が必要になる
- 硬すぎる場合:肩や腰など出っ張った部分に体重が集まりやすく、寝心地がかたく感じる
- 適度な硬さの場合:体が沈みこみすぎず、少ない力でころんと向きを変えられる
今の敷き寝具が柔らかすぎると感じるときは、かためのマットレスや敷布団に替える、厚みのある高反発のトッパーを重ねる、といった方法があります。反対に、床に薄い敷布団を敷いていてかたく感じる場合は、マットや敷きパッドを重ねて、体の当たりをやわらげましょう。マットレスや敷布団がへたって真ん中がへこんでいる場合は、寝返りのたびにくぼみに戻ってしまうので、本体の見直しも考えてください。
ポイント2:掛け寝具は軽く、動きについてくるものを
冬に布団や毛布を何枚も重ねると、その重さで体が動かしにくくなります。寝返りのたびに掛け布団がずれて、肩や足元が出てしまうこともあります。
- 温かさは、重ねる枚数よりも、羽毛布団など軽くて温かい掛け布団や、敷き側の保温で確保する
- 夏や春秋は、ガーゼケットやタオルケットなど、軽くて体の動きについてくるものにする
- 掛け布団は、ベッドや敷布団の幅より一回り大きいものを選ぶと、寝返りを打っても体が出にくい
ポイント3:枕は横向きになっても頭が落ちないものを
寝返りを打つと、あお向けから横向きへと頭の位置が動きます。枕の幅がせまいと、横を向いたときに頭が枕から落ちてしまいます。
- 枕の幅は、頭を左右に転がしても落ちない程度のゆとりがあるものにする
- 横向きのときは、あお向けより肩の幅のぶん高さが必要になる。あお向けと横向きで高さが大きく変わらないか、実際に寝て確かめる
- 枕がやわらかすぎて頭が深く沈むと、首を動かしにくくなる
ポイント4:パジャマは伸びる素材で、引っかかりの少ないものを
部屋着やスウェットのまま寝ていると、生地がつっぱったり、敷き寝具に引っかかったりして、寝返りのじゃまになることがあります。
- ニットやガーゼなど、体の動きに合わせて伸びる素材を選ぶ
- ウエストや袖口の締めつけが強いものは避ける
- 汗を吸いやすい綿などの素材なら、寝返りのたびに肌がべたつきにくい
ポイント5:寝床の広さを確保する
寝床がせまいと、ベッドから落ちないように、無意識に寝返りをがまんしてしまうことがあります。シングルベッドの幅は約100cmです。2人で寝ている場合や、子どもと一緒に寝ている場合は、1人あたりの幅が足りているか見直してみましょう。ベッドを大きくするのが難しいときは、それぞれ別の掛け布団を使うだけでも、相手の寝返りで布団を引っぱられることが減ります。
SLEEP HEXAGONの寝具で寝床を整える場合
私たちSLEEP HEXAGONの寝具は、ラジウム温泉で過ごす時間のくつろぎを自宅でも、という思いから、天然の鉱石を加工した素材を使い、日本の工場で仕立てています。寝床に使うなら、敷き側に敷パッド、掛け側にガーゼケットを組み合わせるのがおすすめです。

| 敷パッド | ガーゼケット | |
|---|---|---|
| 使う場所 | マットレス・敷布団の上(敷き側) | 体の上に掛ける |
| 厚さ・重さ | 厚さ 約1.7cm | スタンダード:厚さ 約2mm・重さ 約1.0kg/プレミアム:厚さ 約5mm・重さ 約1.5kg |
| 素材 | 表地:綿100% | スタンダード:オーガニックコットン100%/プレミアム:コットン100% |
| お手入れ | 洗濯機で洗えます | 洗濯機で洗えます(乾燥機は縮むため使えません) |
敷パッドは厚さ約1.7cmで、マットレスや敷布団の硬さを大きく変えるものではありません。敷き寝具が柔らかすぎる、またはかたすぎると感じる場合は、マットレスやトッパーと組み合わせて調整してください。
どちらも天然鉱石由来のごく微量の放射線(γ線)が出る製品です。製品単体の値は、敷パッドが約0.067μSv/h、ガーゼケットが約0.068μSv/hで、2つを毎晩8時間・1年間使った場合でも年間約0.39mSvと、国のガイドラインが寝具などの一般消費財に示す目安(年間1mSv以下)を下回ります。詳しくはよくあるご質問をご覧ください。
よくある質問
寝返りが打ちやすいのは、硬い敷き寝具と柔らかい敷き寝具のどちらですか?
柔らかすぎて体が深く沈む寝具は、くぼみから体を起こすように寝返りを打つことになるため、力が必要になります。反対に硬すぎると、肩や腰に体重が集まりやすくなります。体が沈みこみすぎず、少ない力で向きを変えられる、適度な硬さのものを選んでください。
掛け布団が重いと寝返りしにくいですか?
重い布団や毛布を何枚も重ねると、その重さで体が動かしにくくなります。温かさは重ねる枚数より、羽毛布団など軽くて温かい掛け布団や、敷き側の保温で確保するのがおすすめです。
寝返りが打ちやすい枕の選び方は?
頭を左右に転がしても落ちない程度の幅があるものを選んでください。横向きのときは肩の幅のぶん高さが必要になるので、あお向けと横向きで高さが大きく変わらないか、実際に寝て確かめると安心です。
2人で寝ていて寝返りが打ちにくいときは、どうすればいいですか?
1人あたりの寝床の幅が足りているか見直してみてください。ベッドを大きくするのが難しいときは、それぞれ別の掛け布団を使うだけでも、相手の寝返りで布団を引っぱられることが減ります。
関連記事:敷きパッドの選び方|サイズ・素材・厚さ・お手入れで失敗しない6つのポイント/敷布団がへたってきたら?買い替えずに寝心地を整える方法と買い替えの目安
参考:ウラン又はトリウムを含む原材料、製品等の安全確保に関するガイドライン(原子力規制委員会)
文:SLEEP HEXAGON 代表 加藤翔
